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学習の4段階

May 17, 2018

「犬のしつけ」という言葉は、実はあまり好きではありません。
人と一緒に生活をしていくために必要なことを犬たちに身につけてもらうために、学習をさせる(行動を変化させる)過程がトレーニングなので、しつけではなく「トレーニング」というのがよいと思います。

お散歩中にリードを引っ張って歩くのを、「引っ張らずに歩いてもらいたい」と思ったら、引っ張らないで歩くというように行動を変化させなければなりません。行動が変化したならば、「引っ張らないで歩く学習をした」という事になります。

行動を変化させるためには、学習理論に基づいてトレー二ングを行っていきますが、学習には4つの段階があります。
 

1.習得

2.熟練

3.般化

4.維持

 

<習得> (行動を身につける)
何をするのかを犬に教えている段階。
動物が新しい知識を獲得する段階であり、犬は自分に何が期待されているかを学習する必要がある。
トレーナー(ハンドラー)は、反応が正確に行われているかどうかに集中する必要がある。
※習得した=コマンドトレーニングでは、言葉の合図(キュー、コマンド)で出来る。

<熟練> (行動を無意識に行う)
行動がスムーズに出来て、速さや完成度を求める段階。
熟練段階では、一連の行動が流れるような行動になっている。
犬はすでに行動を習得し、きれいですばやくというような技を磨けるところに来ている。
トレーナー(ハンドラー)は、反応の速さを高めることに集中できる。

<般化> (行動を様々な状況に応用する)
どこでもきちんと言葉の言葉の合図(キュー、コマンド)で反応する。
環境や状況が違っても言葉の合図(キュー、コマンド)で同じことが出来る段階。
様々な環境や状況に、新しい知識があてはまるということを学習する段階。
般化は放っておいても起こるものではないので、この段階の学習には特別な注意を向ける必要がある。

<維持> (行動を確実にする)
忘れずにきちんと反応する。
維持の段階では、自信を持ってこなせるようになっている。
言葉の合図(キュー、コマンド)を聞いたら、速やかに反応する。
トレーナー(ハンドラー)は、この行動が適切なレベルで維持されるよう、常に気を付けなければならない。時折練習をすれば維持できる犬もいれば、その前の段階の練習が必要な犬もいる。
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この学習の4段階を知っていれば、自分の犬がどの段階なのかが理解できます。

「お座り」は般化の段階、「伏せ」は熟練の段階というように、練習量の違いでそれぞれの段階も違います。習得した事が増えてくると維持もさせなければなりませんので、一度覚えたから大丈夫というわけにはいきません。

この学習の4段階の過程で、家ではできても外ではできない・・・という事が起こります。
犬は外部から受ける環境刺激が強いとできません。外で出来るようになるためには外で練習をして慣らすしかありません。

 

<馴化>
外部からの刺激(音、風、犬、人、子供、車、バイクなど)に弱い子は、その刺激を気にしない様に慣れてからでなければ、言葉の合図(キュー、コマンド)に反応することはできません。
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犬が指示に従わない(出来ない)理由は、飼い主を馬鹿にしているわけでもなく、下に見ているわけでもありません。

・十分に習得していない

・外部刺激の影響を受けている

・飼い主との関係性が良くない

 

習得したことをいろいろな環境下で出来るようになり、それらを維持させるためには、十分な正の強化子(反応の頻度を高める快刺激)を使って学習させることと、ハンドラー(飼い主)自身がモチベーターとなるような関係作りが重要となります。





 

 

 

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